《土地探しのポイント➂》
【土地選びのリアルな失敗例】
土地探しは家造りとセットになるため土地も一生に一度の大きなお買い物となるでしょう。
高価なお買い物であるにも関らずリサーチ不足や誤った判断によって土地選びを失敗するケースも少なくありません。
後悔しないためにも実際の失敗談をご参考になさって下さい。

【予算オーバー】
理想の土地を求め購入を決めた結果、土地そのものにかかる費用以外を考慮しておらず用意していた予算を大幅にオーバーすることに。
結果建物の建築費用を削ることとなり夢のマイホームが実現できなくなった。

土地購入時にはまだ建物の形や規模、金額が決まっていないことが多いです。
土地探しの段階で土地の価格だけを見てしまっている失敗例です。
土地を購入される前に、ざっくりでも土地と建物のトータルコストの目安を決めておき金額や条件に合った土地を選びましょう。
住むのは土地ではなく建物の中です。
妥協なくいいものになるように土地探しからしっかりご自身のご予算を明確にしておきましょう。

【希望通りの家が建てられなかった】
土地の安さだけで購入を決めてしまい細部まできちんと確認をしなかったために、いざ家を建てようとしたとき様々な不都合が生じ希望通りの広さや形状の家が建てられなかった。

土地には立地や方位によるメリット・デメリットや建築基準法による規制があります。
インターネットに挙がっている土地情報を見ている場合備考欄や細部までしっかり確認しましょう。
安さには理由があります。その理由は何かを考えながら探すと良いでしょう。
土地購入前にはその土地についての詳細を説明する「重要事項説明」を必ずしてくれますので気になる点は質問などをして確認し納得したうえで購入しましょう。

【迷っている間に他の人が購入してしまった】
理想に近い土地があり購入を検討していたものの他にもいい土地があるかもしれないと購入をためらっている間に他の人が先に購入してしまった。

以前にも申し上げました通りあなたが思ういい土地とは他の誰かにとってもいい土地です。
なんとなくここでいいのか決めきれないな～とかもっと安い土地が出るかも！とか期待はしてしまいますが土地は運命の出会いのようなもので、ご縁です。
一度ときめいたものを感じたのであればその土地はあなたにとって決めるべき土地なのかもしれません。
しっかりチャンスを逃さないように素早い決断も必要です。

【境界の問題で隣人とトラブルに】
境界を示すピンがないような昔からある古い団地で親から引き継いだ建物を建て替えようとした際、隣人との境界線についての錯誤がありトラブルになってしまった。

土地を譲り受けることができるのはとてもありがたいことです。しかし注意が必要です。
これから長くその場に住むのですから境界問題は、はっきりとお互いに理解しておくことが大切です。
基本的には民間での決め事となりますのでお互いに納得いくのがベストですが曖昧な場合は専門の方に測量をしてもらうことも可能です。この場合費用についても相談しましょう。
また境界問題では、塀や植栽など
思わぬ形でトラブルになるケースもあります。長く住むからこそご近所付き合いを良好に保つためにも境界問題ははっきりさせておくとよいでしょう。

【地盤が弱かった】
希望のエリアで、金額を抑えて土地を購入した結果購入した土地の地盤がかなり悪く地盤改良費やその他の費用がかさみ土地のトータルコストが高くなってしまった。

土の中は見えませんので正直、地盤の問題は住宅会社でも正確なことは申し上げられません。
ましてや不動産屋さんでは地盤調査まではしておらず土地情報に記載もほとんどありません。
ですので、候補地があるのであれば住宅会社などの専門知識のある人に一度見てもらうと良いでしょう。
近隣の状況などから考察を含めてご提案できます。
地盤改良会社が土地の過去の状態や近隣データなどを調べることが可能であれば調べてもらうといいです。
ただし近隣データはその土地の情報ではありませんので、そちらが正確とは言えませんが。
積極的に周辺に住まわれている方にお話を聞きに行くこともいいでしょう。
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