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子供のころ
「骨を強くするために牛乳を沢山飲みましょう！」
って言われたことがあります。
保育園や小学校でも牛乳が出されていたのを覚えています。
それだけ骨は人にとって重要な部分であり、大切な軸であり、身体を形成する構造です。

そしてそれは、建物も同じです。
家にとっての「骨組み（構造躯体）」は
地震や台風などの災害から家族を守るために
頑丈な骨組みでなくてはいけません。

建売住宅が安い理由は、実はここにあります。
生産性と利益性を優先しているものだからこそ
どんな人が作ったのかも、どんな材料を使っているのかもわからないその建物。
いかに、手間と時間を省き
かつ完成してからでは見えない部分で省略するか。
例えば、柱をできる限り減らしたり。とか。
それでも、「家」という形であることには変わりありません。
だからみんな、完成したものだけを見て
かっこいいから！と言って惹かれてしまうのです。

本来家は見た目がいいものがいい家というわけではありません。
本質がしっかり備わっていることが大切です。
家族が守られるべき場所であり、しっかり安心して暮らせるのがいい家です。

建物の骨組みには、それぞれ役割があります。
雪などの荷重に耐える力がかかるもの。
受けた荷重を分散させる力がかかるもの。
分散された荷重を地面に流し込む力がかかるもの。、、、など。
そして、その役割分担にもそれぞれぴったりな素材があります。
それを昔の人は『適材適所』とよんでいました。
この場所に、この素材の、こんな性格の木を。
そうして昔の人たちは現代のような先進技術がないにもかかわらず
現代でも現存する、100年でも、1000年でももつ建物を作ってきました。

つまり、本当に大切で重要視しないといけないのは
建物の構造だと言えます。
沢野建設工房では構造内見会などもしていますので
お気軽にお越しください♪

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